【笑顔ビジネス④】  アイコンタクトなき笑顔は、伝わらない

【笑顔ビジネス④】  アイコンタクトなき笑顔は、伝わらない

日本を代表する大手企業の会長や社長、役員の方々に笑顔研修を行う機会があります。私の笑顔研修は、幹部の笑顔作りから始めます。

そのたびに、「やはり一流のリーダーは違う」と感じることがあります。それは、皆さん例外なく、相手の目を見て握手ができることです。

アイコンタクトをしながら握手をする――簡単そうですが、日本人には意外と難しいものです。照れもあって、相手の目ではなく、つい手元を見てしまう人が少なくありません。

相手の目を見て笑顔で握手ができる人は、コミュニケーション能力が高く、相手に安心感を与えます。だからこそ、多くの人をまとめる立場に立てるのでしょう。

しかも、そのような方々は、顔立ちが厳しく見えるガン付けタイプでも、笑顔になると驚くほど魅力的です。目に力があり、表情に温かさがあり、人を引きつけるオーラがあります。

繁盛しているお店も同じです。

スタッフがお客様に自然な笑顔とアイコンタクトで接し、スタッフ同士も笑顔で目を合わせながら声を掛け合っています。その明るい雰囲気が店全体に広がり、お客様にも伝わるのです。

アイコンタクトとは、視線を合わせるだけではありません。相手を認め、「あなたを大切に思っています」というメッセージを伝えることです。

ほんの0.5秒、相手の目を見るだけで十分です。0.5秒のタメにこだわります。

朝礼、プレゼン、会議、商談――どんな場面でも、アイコンタクトがあると話はぐっと伝わります。

私はよく、「アイコンタクトのない笑顔は、相手に届きにくい笑顔です。ただの笑いです。」とお伝えしています。

笑顔は、自分のためだけのものではありません。相手に届いて初めて、本当の笑顔になるのです。愛コンタクトが大切です。

以前、テレビの情報番組で、初対面の男女にアイコンタクトをしてもらう実験がありました。

最初は照れて目をそらし、お互いに照れ笑い。しかし、少し時間を置いて再び目を合わせると、とても自然で温かな笑顔が生まれました。

この実験は、日本人らしい特徴をよく表しています。

私たちは少し照れ屋ですが、一度その壁を越えると、とても優しい笑顔になれる民族なのです。

前回は、「まず口角を上げてみましょう」とお伝えしました。

もし笑顔をつくるのが苦手なら、今日はぜひアイコンタクトから始めてみてください。

相手の目を見ることができれば、笑顔は驚くほど自然に生まれます。

笑顔は、口元だけでは完成しません。

相手の目を見て、心を合わせた瞬間、本当の笑顔が生まれるのです。

笑顔アメニティ研究所 門川義彦

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門川義彦 株式会社笑顔アメニティ研究所 代表取締役 笑顔コンサルタント。1974年、明治学院大学経済学部卒業、大手アパレルメーカー鈴屋で地区エデュケーター、玉川高島屋店長、ファッションビジネススクール事務局長、営業本部販売ディレクターを経て、89年に笑顔コンサルタントとして独立。今までに全国の小売業、製造業、運輸業、行政・公的機関など100,000人、800社以上に笑顔研修を行う。国内経済誌紙はもとより、ロサンゼルスタイムズ紙は一面で、英国BBC放送では度々、世界で唯一人の笑顔コンサルタントとして紹介される。著書に、新刊「かんんたん笑顔呼吸」「売上がぐんぐん伸びる“笑顔”の法則」「笑顔のチカラ」「頭のいい人より感じがいい人」他、ビデオに「売上を伸ばす 門川式 笑顔のチカラ」他。TV、雑誌等メディア出演多数。・2008年~2010年 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科兼任講師・2016年~ 2020年獨協大学 全学総合講座「笑顔のチカラ」ゲスト講師