【笑顔ビジネス⑧】 感情労働の時代

【笑顔ビジネス⑧】 感情労働の時代

AI時代、人間にしかできないこと

人類の歴史は、額に汗して働く「肉体労働」の時代から、知識と技術によって効率化する「知的労働」の時代へ。そして今、AIの登場によって、人間の知識や能力をはるかに超える時代が始まりました。

肉体労働はロボットが担い、知的労働はAIが得意とする。
では、これから人間は何をするのでしょうか?

そこで注目したいのが「感情労働」です。

この言葉を提唱した社会学者アーリー・ラッセル・ホックシールドは、仕事の中で自分の感情をコントロールし、相手に特定の感情を感じてもらうことを「感情労働」と捉えました。

日本には昔から「営業スマイル」という言葉があります。仕事の場では、自分が本当に感じていることとは違う感情を表現することも求められてきました。

しかし、本来の日本文化には、もっと深い「感じる力」があったのではないでしょうか。

然と共に生き、季節を感じ、人の心を感じ、感謝する。
その積み重ねが、日本独自の「おもてなし文化」を育ててきました。

ところが今、その「感じる力」が少し鈍くなっているように感じます。
マニュアル通りにすることが正しいと思い、人の心を感じることを忘れてはいないでしょうか。

AIが知識を超える時代だからこそ、人間には「感じる力」が必要です。

感情労働の時代は、日本の「おもてなし」が世界に生きる時代でもあります。

「和をもって貴しとなす」

AIにはできない、人と人との心のつながり。
相手の気持ちを感じ、心を動かす力こそ、AI時代の人間の価値になります。

笑顔アメニティ研究所 門川義彦

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門川義彦 株式会社笑顔アメニティ研究所 代表取締役 笑顔コンサルタント。1974年、明治学院大学経済学部卒業、大手アパレルメーカー鈴屋で地区エデュケーター、玉川高島屋店長、ファッションビジネススクール事務局長、営業本部販売ディレクターを経て、89年に笑顔コンサルタントとして独立。今までに全国の小売業、製造業、運輸業、行政・公的機関など100,000人、800社以上に笑顔研修を行う。国内経済誌紙はもとより、ロサンゼルスタイムズ紙は一面で、英国BBC放送では度々、世界で唯一人の笑顔コンサルタントとして紹介される。著書に、新刊「かんんたん笑顔呼吸」「売上がぐんぐん伸びる“笑顔”の法則」「笑顔のチカラ」「頭のいい人より感じがいい人」他、ビデオに「売上を伸ばす 門川式 笑顔のチカラ」他。TV、雑誌等メディア出演多数。・2008年~2010年 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科兼任講師・2016年~ 2020年獨協大学 全学総合講座「笑顔のチカラ」ゲスト講師