【ハッピー笑顔塾】 和を以て貴しと為す

【ハッピー笑顔塾】 和を以て貴しと為す

先日、2026年の運気セミナーを受けました。
60年に一度巡ってくる「丙午(ひのえうま)」の年。
丙は「陽の火」、午も「陽の火」。
二つの火が重なる、強烈なエネルギーが降り注ぐ一年になるそうです。
せっかくなら、この力を“幸せづくり”や“ビジネス”に生かしたいものですね。
明治維新以降、日本は欧米から実に多くのことを学んできました。
第二次世界大戦で敗戦を経験しながらも、焼け野原から立ち上がり、
「奇跡の復興」と呼ばれる近代化を成し遂げ、今日まで歩んできました。
では今、世界に目を向けるとどうでしょう。
西洋を中心に発展してきた哲学、社会システム、経済の仕組みが、
少しずつ行きづまりを見せ始めているように感じます。
自由主義、資本主義、個人主義。
それぞれが力を発揮してきた一方で、分断や対立を生み、
その出口が見えにくくなっている――
そんな空気が世界に漂っています。
大学時代、ゼミで「アメリカ流通百年史」を学びました。
植民地支配、関税政策、領土拡大への欲求、西漸運動、旺盛な投資意欲…。
それらを振り返ると、今アメリカを中心に起きている動きと、
不思議なほど重なって見えてきます。
トランプ大統領が掲げる政策も、
良し悪しは別として、「アメリカ人の気質」が色濃く表れている。
そう感じるのは、私だけではないでしょう。
それならば、そろそろ日本は
日本らしい価値観を軸に、未来を考えてもいいのではないか。
その中心にある言葉が、
聖徳太子の残した――
「和を以て貴しと為す」です。
和とは、争わず、排除せず、
違いを抱えながら共に生きる知恵。
輪になり、円となり、縁を生み出す力。
穏やかさ、親切さ、美しさ、平和を大切にし、
災害にも打たれ強い。
そこから生まれてきた多様なアート、カルチャー、学術…。
日本には、すでに世界が評価している
「和の資産」がたくさんあります。
今こそ、日本人が
本当の意味で“自立”するチャンスなのかもしれません。
アメリカの51番目の州でもなく、
中国の6つ目の星でもない。
「これでいいのか、日本人?」
そう自らに問いかけながら、
日本を世界のオアシスにしていく。
対立と矛盾が深まるこの時代だからこそ、
日本は、世界に光を届けられる国になれる。
私は、そんな可能性を信じています。

笑顔アメニティ研究所 門川義彦

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門川義彦 株式会社笑顔アメニティ研究所 代表取締役 笑顔コンサルタント。1974年、明治学院大学経済学部卒業、大手アパレルメーカー鈴屋で地区エデュケーター、玉川高島屋店長、ファッションビジネススクール事務局長、営業本部販売ディレクターを経て、89年に笑顔コンサルタントとして独立。今までに全国の小売業、製造業、運輸業、行政・公的機関など100,000人、800社以上に笑顔研修を行う。国内経済誌紙はもとより、ロサンゼルスタイムズ紙は一面で、英国BBC放送では度々、世界で唯一人の笑顔コンサルタントとして紹介される。著書に、新刊「かんんたん笑顔呼吸」「売上がぐんぐん伸びる“笑顔”の法則」「笑顔のチカラ」「頭のいい人より感じがいい人」他、ビデオに「売上を伸ばす 門川式 笑顔のチカラ」他。TV、雑誌等メディア出演多数。・2008年~2010年 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科兼任講師・2016年~ 2020年獨協大学 全学総合講座「笑顔のチカラ」ゲスト講師